【Adobe illustrator】文字にグラデーションをかける方法 2024
Adobe illustrator2023
イラレで文字にグラデーションをかける方法を、
初心者さんにもわかるようにご紹介します!
以前、「オブジェクトの形に沿ってグラデーション」や「フリーグラデーション」をご説明した記事をアップしましたが、今回は文字をグラデーションをかける方法のご紹介です。
文字にグラデーションをかけるには、大きく分類してこの2つ!
1. 文字をアウトライン化してグラデーション
2. テキストデータのまま、グラデーション
今回はアウトラインあり・なしのパターンに分けて、それぞれのメリット・デメリットも併せてご紹介します。
項目 | 評価 |
---|---|
対象者 | 初心者 |
難易度 |
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文字にグラデーションをかけられない?
文字にグラデーションをかけるときに、
塗りを選択してグラデーションのスウォッチをクリックしても、かかりません!
昔からそうだよね。なんでか知らんが。
01. 文字をアウトライン化してグラデーションをかける
テキストのまま塗りを選択してもグラデーションになりませんが、
アウトラインをかければグラデーションにできるので、アウトライン化しましょう。
文字をアウトラインにする方法は、
入力したテキストを選択し、メニューから「文字」→「アウトラインを作成」を選択します。
ショートカットの場合は、⌘+Shift+O(windowsの場合は、Ctrl+Shift+O)です。
これでテキストがパスに変換されます。
テキストをアウトライン化されたパスにすると、いろいろな方法でグラデーションをかけることができます。
グラデーションのやり方は主にこの4つ!
グラデーションパネルでグラデーション
スウォッチライブラリのグラデーションを使う方法
画像のグラデーションをクリッピングマスクする方法
グラデーションメッシュを使う方法
グラデーションパネルでグラデーション
①アウトライン化されたテキストを選択し、ツールバーからグラデーションツール(G)を選択します。
②グラデーションパネルを開き、使用したいグラデーションのタイプ(線形または円形)や色を指定します。
1文字づつグラデーションの場合
ちなみに単純にアウトライン化されたテキストにグラデーションをかけると、こんな感じで1文字づつグラデーションになります。
単語全体でグラデーションなら複合パス
単語全体でグラデーションにしたい場合は、複合パスにします。
オブジェクト>複合パス>作成にするとテキストが複合パスになり、
1文字づつではなく単語全体にグラデーションを適応させることができます。
スウォッチライブラリのグラデーションを使う方法
スウォッチライブラリから、グラデーションを指定することもできます。
スウォッチパネルの右上の3本線(オプション)をクリックして、スウォッチライブラリを出すとグラデーションがたくさんでてきます。
1番上のアースカラーはこんなカラーです。
サムネイルのサイズも調整できます。
ただし、フリーグラデーションを使用した場合は、スウォッチに登録できないため、
グラフィックスタイルから作業します。
フリーグラデーションに関しては、こちらの記事で詳しくご紹介してます。
アウトラインにしてグラデーションのメリット/デメリット
文字をアウトライン化してからグラデーションにするメリットは、
質感にこだわった精度の高いグラデーションにできることです。
例えば、グラデーションメッシュを使って風船のような立体感やビニールの質感を出したり、
グラデーションの画像をクリッピングマスクして、文字の中に星の光を入れることもできます。
逆にデメリットは大きく2つあります。
1つ目は、テキストをアウトライン化してしまうため、文字の編集はできないことです。
そのためグラデーションをかけたあとに文章を変えたり、フォントを変えることはできません。
2つ目は、単語を複合パスにしないとクリッピングマスクをかけたときに意図しないグラデーションになる場合があることです。
単語全体にグラデーションをかける場合は、一度複合パスにする必要があります。
02. テキストデータのまま、アピアランスでグラデーション
次は、テキストデータのままグラデーションにする方法のご紹介です。
ほとんどの場合、こちらを知りたいのではないでしょうか?
アピアランスからグラデーション
対象のテキストを選択したまま、ウィンドウ>アピアランスパネルを表示させます。
アピラランスパネルの右上の3本線をクリックして、オプションを表示させます。
新規塗りを追加をクリックするとアピアランスパネルが表示されます。
塗りのサムネイルをクリックし、カラーやスウォッチを選択してグラデーションをかけることができます。
アピアランスの新規塗りは、テキストデータのままグラデーションにできます。
ちなみに文字のフチ(線)も新規線を追加してから色を指定すれば、線もグラデーションにできます。
グラデーションオブジェクトをクリッピングマスクする方法
最後は、グラデーションのマスクをかけることで、文字にグラデーションにする方法です。
こちらの方法は、テキストデータのままでもアウトライン化しても、
どちらの場合もやり方は同じです。
テキストデータとグラデーションの資格のオブジェクトを用意して、
テキストデータを上面にオブジェクトを背面に重ねます。
重ねたデータを選択したまま、クリッピングマスクをかけていきます。
両方とも選択したまま、オブジェクト>クリッピングマスク>作成
または、ショートカットの場合は⌘+7です。
こちらのデータは、アピアランスを確認するとグループ化されています。
このまま文字の打ち替えはこのままできますが、
グラデーションの色を変えることはできません。
グラデーションの色を変えたい場合は、クリッピングマスク解除して色を変え、
またクリッピングマスクをかけ直すか、
または
オブジェクト>クリッピングマスク>オブジェクトを編集で、
マスクを掛けたまま色を変えることもできます。
テキストデータのままグラデーションのメリット/デメリット
文字にグラデーションをかける場合のメリット/デメリットは、
先程アウトライン化した場合のメリット/デメリットと重複しますが、
グラデーションメッシュができない、写真をクリッピングマスクができないことでしょうか。
ただ写真を使った場合は、描画モードを調整して文字をグラデーションにすることが可能
です(背景が残ります)。
背景は残ってしまいますが、グラデーションになりました。
背景を消す場合は、アウトライン化したパスでクリッピングマスクをかけることになります。
【Adobe Illustrator】文字にグラデーションをかける方法のまとめ
文字にグラデーションをかける方法まとめ
アウトライン|グラデーションパネルでグラデーション
アウトライン|スウォッチパネルでグラデーション
アウトライン|画像のグラデーションやグラデーションメッシュでグラデーション
テキストのまま|アピアランスでグラデーション
テキストのまま|グラデーションオブジェクトをクリッピングマスク
テキストのまま|画像のグラデーションの場合は描画モード調整する
文字にグラデーションをしようとしてもできない場合は、今回ご紹介した方法を試してみてください。
他にもグラデーションのやり方はたくさんあります。
グラデーションのやり方を全種類カンタンに紹介している記事はコチラ↓
とても長い記事になってしまいましたが、
最後まで読んでいただいてありがとうございました♪